【フットサル / 戦術分析・解説】オフェンス編(8−1)<クワトロ-概念編>

こんにちは!ヴェルディフットサルユースコーチの尾嶋です。

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私からは上記のようなことや、サッカー全国区の古豪、習志野高校にいた経験から得られたお話などを紹介しています。

クワトロってなに?

今回は4−0、クワトロというフィールドプレーヤー4人で行う戦術の説明を致します。

 

今回はフットサル初心者から競技の方まで楽しんでもらえるかと思います。

 

 

戦術というよりもサッカーでいうフォーメーションのような考え方で

フィールドプレーヤーがどういった考え方でゴールへ侵入していくかを統一させる考え方です。

 

 

チームの戦術がクワトロだという競技者もいるのではないかと思います。

 

先にクワトロって言葉は宅配ピザなどの広告の一番オススメのところにみられますね。クワトロ〇〇みたいな。

 

 

クワトロはスペイン語で数字の『4』

ピザであれば4種類のピザを1つの生地にまとめているお得でいろんな味を楽しめる魅力的な商品です。

 

 

クワトロ系ピザの様にフットサラーにとっても魅力的な戦術となっています。

 

なぜクワトロが魅力的な戦術なのかは記事(生地?)をみていけばわかってもらえると思います。

 

クワトロの狙いは?

 

では先にクワトロを全く知らない方に動画で見てもらいます。

 

クワトロは4人が中盤で横並びや台形の様な形をベースとしてポジショニングを流動的に取りながら

ドリブル、パスで『あるスペース』を作っています。

 

 

先に結論を言います。

裏のスペースです。

 

クワトロの狙いの理想は裏のスペースにフリーで受けシュートを打つ事です。

 

フリーでというのも難しいと思いますがあくまで理想です。

数的有利でシュートかファー詰めに合わせるかです。

 

 

狭いフットサルのスペースでは

ディフェンスの距離感が近くなり1人のディフェンスをかわしたとて

2秒もないうちに別のディフェンダーがカバーリングができてしまう事があります。

 

 

クワトロはディフェンスの鉄則のチャレンジアンドカバーを無効に出来る戦術です。
そのために人とボールが動いてスペースを作ろうという戦術です。

 

ディフェンスは後ろのスペースを使われたくない

クワトロの例として下の図で説明します。

 

クワトロの基本形の横並び、または台形の形を取った時

赤の2番のポジションニングが黄色の2番にマンマークでついてしまうと後ろのスペースがあきます。

 

その後ろのスペースを埋めるため赤2番はタイトにマークをいきにくいです。

左サイドは黄色の4番、2番と赤の4番の2対1の状況を作られてしまいディフェンスのプレッシャーがかからなくなります。

 

するとまた動き直され後ろのスペースまたはサイドで数的優位を作られてしまいます。

赤の2番が気づかずにマークについていき後ろのスペースを開けた場合

下の図のようにワンツーの様なダイレクトプレーで一気にディフェンス突破されてしまう事があります。

これはあくまで参考例としてです。

実際はボールも人も動きながらになるのでマークがずれたり入れ替わったりもします。

 

前がかりになる事で4人突破されて最後はフリーでシュートを打たれています。

 

スピード感のあるトップレベルのクワトロは本当にフリーでシュートまで到達する事が多いです。

 

カバーリングを取っていたポジションの選手が誰なのかわからなくなります。

 

そして、以前説明しましたピヴォと言うポジションを使った戦術と異なるのは

シューター全員がゴールに向いている状況を作れている事です。

 

当たり前ですがシュートするには出来るだけ前を向いて打つ事です。

背中をゴールに向けて反転シュートまで持っていくピヴォを置くシステムとは違いがあります。

 

※流れによってピヴォ当て、ポストプレーの様なポジショニングをとる事は当然あります。

バルセロナのあの戦術と似てる!?

 

クワトロの攻撃の意図は下記の動画を見てもらえればイメージがつきやすいと思います。

 

バルセロナが2008年シーズンに採用し、2010年W杯を優勝したスペインも採用しました。

0トップです。

 

簡単に説明すると

サッカーにおいて得点するために最重要とされるポジションであるフォワードを置かない戦術です。

当時グアルディオラ監督が考案した今までのサッカーの常識を覆す戦術です。

 

フォワードは最前線でセンターバックとの駆け引きなどをしてボールを受け得点をするポジションです。

フォワードに得点をさせない役のセンターバックのマークがゼロトップでは誰もいなくなります。

黄色のエリアにマークするべき黄色の選手がいなく

中盤の赤いエリアで数的優位を作れます。

数的優位ができればミドルシュートやラストパスをフリーで打つことも可能になります。

 

センターバックは最終ラインを全体で揃えてオフサイドラインを作るため、

後ろのスペースをあけてフォワードのマークを捕まえにいくことは難しいです。

 

2つの狙い

クワトロの戦術の狙いは基本的には2つ

 

ゴールに直結するピヴォを置かないことで

1.ディフェンスの後ろのスペース=ディフェンスのカバーリングをなくす

2.中盤は必ず数的優位を作る=後ろ1人カバーリングを残すのであれば中盤は数的優位

 

この二つの狙いを作るためにチームでそれぞれの動きを決めています。

大まかな基本的な動きはありますがそれは次回に伝えたいと思います。

 

ちなみにFリーグではクワトロを戦術としているチームで

攻撃パターンとして40通りほどあるチームもありました。

 

とてもじゃないですが覚えられないです。。。

 

クワトロの崩し方は結局!?

 

トップレベルとなると崩し方は40通りも覚える。

クワトロって複雑な動きを要する戦術で難しいのではとなりそうです。

 

ですが、結論をいうと基本的動きとしては2人の関係の戦術がベースとなります。

 

まずクワトロって4人の戦術ですが局面の戦術を切り取ると

ワンツーやジャグナウ、パラレラ、ブロック、フェイク、アラコルタ、バ等

基本的動きを繰り返し組み合わせることで出来てます。

 

後ろのスペースを確保するために4枚並び、2人の関係の戦術を繰り返して崩す。

そう考えるのが一番シンプルだと思います。

 

過去にのせた戦術のリンクを載せておきます。

わからない戦術等ございましたらお時間のある時にみていただけたらと思います。

 

【フットサル 戦術分析 / 解説】オフェンス編(1)<ジャグナウ>

【フットサル / 戦術分析・解説】オフェンス編(2)<パラレラ>

【フットサル / 戦術分析・解説】オフェンス編(3)<ブロック>

【フットサル / 戦術分析・解説】オフェンス編(4)<フェイク>

【フットサル / 戦術分析・解説】オフェンス編(5)<アラコルタ>

【フットサル / 戦術分析・解説】オフェンス編(6)<バ>

 

それに付随してバックドアのパスなどで3人目の動きなどが生きてきたりもします。

だいぶ抽象的な説明になりますが、基本的な考え方としてはこれが原則となります。

 

チームによってクワトロも決まった動きがあります。

 

ですが逆にこの2人の関係性の戦術理解がないままで決まった動きをやっていると

ボールを回しながらどこかで苦しくなる場面が現れます。

 

これはクワトロチームのあるあるです。

ここが本当に基本になりボールを保持することが出来ないとボールが縦に進まない戦術になってしまいます。

 

クワトロがどうもうまくいかないチームは

もう一度基本的な2人の関係を見直す練習をしても良いと思います。

 

まとめ

以上、今回はクワトロの基本的考え方=概念編となります。

別途実践編を記載いたします。

 

クワトロでは崩す時は2人の関係などで崩していくものと述べましたが

攻撃の厚みを出すためにシュートに対するファーづめやこぼれ球を拾うなどは必ず必要になります。

 

裏のスペースを狙いながら突破できると判断した瞬間

他の選手も連動してシュートに反応しにいきます。

 

クワトロはその4人で回しながら相手の隙をついて突破

連動してシュートに絡みにいく事がとても楽しい瞬間だと思います。

 

また4人で回しながらお互いの狙いが合わない事が多くなると思います。

それもあーでもないこーでもないと話し合って精度を高めていくのもチームとなっていく過程としては醍醐味だと思います。

 

以上、皆さんのフットサル感が少しでも広がるきっかけになれたら嬉しいです。

 

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