フットサル観戦法|縦向き観戦のススメ

こんにちは!ヴェルディフットサルユースコーチの尾嶋です。

・フットサルの個人戦術、チーム戦術、練習方法
・サッカーに活かせるフットサル戦術
・サッカーをしている方へ、戦術分析や上達の練習方法
・フットサルに活かせるサッカー戦術

私からは上記のようなことや、サッカー全国区の古豪、習志野高校にいた経験から得られたお話などを紹介しています。


先日、2019年第24回全日本フットサル選手権が終了しました。Fリーグを制覇した名古屋オーシャンズが立川府中アスレをくだし優勝で幕を閉じました。

ハイライトを載せます。

準決勝まではYouTubeでLIVE中継しておりましたが、決勝は配信されなかったのでハイライトですが、まだ観たことのない方、日本のトップ選手のプレーをご覧ください。

今回はフットサルの戦術の動きの部分から少し離れて、フットサル、サッカーの観戦方法の違いについてみます。

皆さんはフットサルやサッカーの試合を観戦しに行った時にどちらの方向から観戦してますか?

おそらく横で観る人がほとんどだと思います。

テレビ放送でいうとサッカー、フットサルに限らず、スポーツでは横向きの放送が多くあるので、その感覚・影響で横に観る人の方が多いかなと思いますが、直接会場で観戦するときはぜひ1度縦向きで観てください。

縦観戦の推奨理由は2つ。

1.疑似体験、深視力

フットサルをしている時にピッチは縦方向に見る以外ないからです。横で観ることはほぼありませんが、映像としては横からしか撮れないからです。

平面の画面に対して奥行きを出すのが難しいので横が多くなります。その代わり攻撃のスピード感は出やすくなります。

縦画面だと奥行きや相手との距離感がわかりにくくなりますが、それが実際プレー中に感じる距離感になります。

それを同じ目線で見ることで疑似体験に近いものができるのと、距離感の深視力を養えるからです。

2.リアルな横方向の動き

縦画面にすると横方向の動きが細かくリアルに表現できます。

相手との1対1の時にボールの位置が相手の右足か左足の位置にあるのか、それによってパスが出せるのか、ドリブルしかないのか、といったことがわかりやすくなります。

冒頭のハイライト動画のシーンですが、シュートの後にスローで縦画面からのリプレイが入っています。

縦画面だとボールの横の動きがわかりやすく、どうやってゴールに入るか見えやすくなります。ゴールは縦画面じゃないとどこにシュートが飛んで行ったかも見えづらいです。

卓球やテニスだと右左に打ち分けていく駆け引きが大事な競技なので、横の動きがわかりやすい縦画面になります。

ピヴォの方は

ピヴォのポジションの方は絶対に縦で観ることをお勧めします。相手のディフェンスとの駆け引きをする時や、ボールのもらい方など駆け引きが明確に見えます。

私は毎回縦向きで見て色々なピヴォのポジショニングや落とし方を勉強していました。

Fリーグだとのチームサポーターがゴール裏にいるので少し気まずいところもありますが、その時も私は気にせずに後ろで観戦しています。

監督や観戦目線の横向きピッチと選手目線の縦向きピッチを使い分けしてみてください。

縦向きピッチで観るときは目標としている一人の選手を見るのもいいと思います。

それではまた。