みなさん!こんにちは!
広島FDOの冨広です!
今回のブログでは、全日本フットサル選手権中国予選、特に第1戦について書いていきたいと思います。
前半終わって2-5・・・
今大会の優勝で広島FDOは中国予選を7連覇する事ができました。
しかし自分が経験した中で一番難しい大会でした。
本当に紙一重で突破できたと思います。
特に第1戦のLETIZIA戦は、本当にしんどかった。
完全に負け試合。
この試合は自分たちで苦しい展開にしてしまいました。
単純な守備のミスでの失点やボールの失い方が悪く何度もカウンターを受ける展開。
相手の攻守の切り替えはものすごく速かったのですが、FDOはというと球際で負けたり、どこか必死さが足りていなかったと思います。
FDOは若いチームで経験があるわけではありません。
チームの良さは、下手でも走り切ったり、闘う姿勢を前面に出すガツガツ感だと思います。
その特徴が全くといってよいほど出せていなかった前半でした。
特に点差が3点になった時点で、これは「やばいなと思いました」・・・
後半開始からパワープレー開始
前半終わった時点で正直かなりの危機感がありましたが、不思議と勝てないなとは思いませんでした。
なぜかというと、まず相手はパワープレーの守備が得意でないことはシーズンを通してわかっていました。
さらに自分たちのパワープレーにある程度自信がありました。
去年より攻撃の選択肢が多い形に変更したこともあり、練習でも上手くいくことが多かったからです。
僕の考えでは、後半開始からパワープレーをすることで守備が得意でない相手にプレッシャーをかけることができると思いました。
パワープレーの守備をプレイングで20分間することはかなりの負担。得意でないならさらに負担は大きなものになるはず。
僕はそのような感覚で後半に入りました。
同点、そして逆転
後半の早い時間帯に得点をとることができ、完全に流れはFDOに傾いたと思いました。
相手にもかなりプレッシャーを与えることができたと思います。
2点とった後に1点返されてしまいましたが、相手の守備ラインが高く、奥の位置で良い形でボールを受けることができていたので、チャンスを多く作れていました。
「これはいけるな」と思いました。
それから順調に得点を重ねることができ、同点まで追いつくことができました。
僕自身、ここでパワープレーを続けた方が良いと感じました。
なぜなら、未だにチャンスを多く作ることができていましたし、レギュレーション的に予選は同点の場合、延長戦はなくPK戦になるので、PK戦に持ち込みたくなかったからです。
パワープレーを続けた結果、逆転することができました。
逆転してから・・・
この試合で最も落ち着かなかった展開は逆転してからでした。
監督から逆転してからもリスクをかけずにパワープレーで攻めようという指示がありました。
正直、この試合で初めてパワープレーを続けるべきか迷いました。
返されるリスクをとってまでパワープレーを続けるべきか・・・
この時ばかりは、「監督の判断って難しいな~」ってなぜか客観的に考えてしまいました(笑)
結果的にパワープレーをやめて、通常の形に戻りリードを守り切って勝つことができました。
逆転して勝っている時にパワープレーを続けるべきか否かは、相手や味方の状況で変わってくると思います。
この試合に関しては、逆転した時点で通常のパワープレーのメンバーが代わっていたこと、パワープレーに慣れていないメンバーも多かったので、続けないで正解だったのかなと思います。
でも今後同じような状況になったら、続けることも有り得ます。
今回の試合でメンバー全員でそのことを共通理解することができたことは良かったと思います。
第1戦を苦しい状況で勝つことができたことで、チームの雰囲気が締まり中国予選を勝ち抜くことが出来たと思います。
苦しい状況に追い込んだのは自分たちです。
どのチームも差がないことを改めて痛感した大会でした。
これからは全国に向けてしっかり準備していきたいと思います。
広島FDO 冨広 洋平