スペインの名門サッカークラブ、FCバルセロナのホームスタジアムであるカンプ・ノウ。老朽化に伴う改修工事が行われているのですが、どうやら工期に遅れが出ているようです。
今回はカンプ・ノウの工事状況について調査しました。
カンプノウの改修工事が遅れている模様
FCバルセロナのホームスタジアム、カンプ・ノウは1957年に開場、以降長年にわたって使用され続けました。その結果スタジアムの老朽化が問題となり、改修工事を要することに。
国際設計コンペの末2016年に日建設計が改修を手掛けることが決定、2017年に改築工事が始まり2021年に完成する予定だったのですが、クラブ運営者が変わったことなどが影響して建設計画が練り直しになったのです。
その後2022年6月に工事がスタートし、2023-2024シーズンはカンプ・ノウで試合を行う事ができませんでした。そしてクラブ創立125周年となる2024年11月にカンプ・ノウ帰還の予定だったものの、工期の遅れで今も帰還していない状況です。
参考ページ・Yahoo!ニュース
完成は2026年夏の予定
工事している間は完全に使用できないという訳ではなく、2022-2023シーズンに1階席や2階席の工事などをしている間はカンプ・ノウで観客をほぼ100%収容して試合が行われていました。逆に言えば、今後カンプ・ノウで試合を再開する時もまだ工事は完了していないという状況になる見込みで、観客収容を制限し、試合を開催しながら工事を進めていく予定となっています。
カンプノウ改修工事の完全完了は、2026年夏が予定されています。ただ、工事が始まってからもプレー再開が二度延期となっているので、2026年夏に無事完成するかはまだ分かりませんね。
カンプノウとは
ここで改めてカンプ・ノウについて紹介します。Spotifyカンプ・ノウはスペインのバルセロナにあるサッカー専用スタジアムで、1957年、カンプ・ダ・ラス・コルツに変わるFCバルセロナのホームスタジアムとして開場。そして「カンプ・ノウ」とはカターニャ語で「新しいスタジアム」の意味があります。
カンプ・ノウの収容人数は9万9354人。これはサッカー専用スタジアムの中ではヨーロッパ最大、世界規模で見てもTOP5に入るほどの数字なんです!UEFAが選定するスタジアムのレベルも最高クラスで、1999年にはカンプ・ノウでUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦が行われました。
工事後は収容人数10万人を突破!
老朽化に際して建て替えや移設ではなく大規模全面改築という選択を取ったカンプノウ。改修工事を経て、スタジアムの観客収容人数は10万5000人と、大台を突破する見込みとなっています!ただ、収容人数を増やすこと以上に総合的な快適性を高めることに主軸を置いた工事でもあるようです。
屋根付きのスタジアムとして新生するカンプ・ノウ。FCバルセロナの会長であるジョアンン・ラポルタ氏は「世界最高の街の中の、最高のスタジアムとなるでしょう」と語っており、持続可能性の高まった地球環境面でも良い影響を持つスタジアムとなるようですよ。
カンプノウでの観戦方法は?
カンプ・ノウでの試合のチケットはバルセロナのチケットページで購入できます。試合チケットは約2ヶ月前から購入できるようです。ページから座席を選択する際に、選んだ席からの眺めを写真で確認することが出来るので安心して席を選ぶことが出来ますよ。カンプ・ノウはバルセロナ=エル・プラット空港から電車で約1時間。ラス・コルツやパラウ・レイアルが最寄り駅となります。
なお、前述の通りカンプノウは現在改修工事中で試合は行われていません。現在FCバルセロナはバルセロナ、ムンジュイックのエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで試合を行っていますよ。
最後に
今回はカンプノウの改修工事などの情報について紹介しました。FCバルセロナのカンプ・ノウへの帰還の時も近づいてきています。工事の完全完了も待ち遠しいですね。