ザルツブルクでサッカーをしてる日本人は?レッドブルの強さについても

ザルツブルクでサッカーをしてる日本人は?レッドブルの強さについても

オーストリア・ブンデスリーガのサッカークラブであるレッドブル・ザルツブルク。日本人選手がプレーしているクラブでもあります。

今回はレッドブル・ザルツブルクでプレーする日本人などについて紹介します。

ザルツブルクでサッカーをしている日本人

現在ザルツブルクでサッカーをしている日本人選手は二人です。両名をここで紹介しますよ。

川村拓夢

一人目は、川村拓夢選手です。広島県広島市出身、2025年8月の誕生日で26歳となる選手で、2026FIFAワールドカップアジア2次予選を戦った日本代表の一員でもあります。

小学一年生の頃から地元クラブ、サンフレッチェ広島を小学校1年生の頃から熱心に応援し、13歳の年である2012年からはサンフレッチェ広島のジュニアユースに加入、2018年にはトップチームに昇格しました。子どもの頃から憧れたサンフレッチェ広島でキャリアをスタートさせたものの、2019年から2021年は期限付き移籍という形で愛媛FCでもプレーしましたよ。

2024年より海外挑戦

2022年からサンフレッチェ広島でプレー、同年に約60mのロングシュートを決めてJ1年間最優秀ゴール賞に選出されるなど活躍し、2023年には期間通算39試合に出場して6得点を挙げました。

2024年6月にザルツブルクに完全移籍、2028年夏までの4年間の契約を結び、海外挑戦をスタートしましたが、移籍後一月も経たないうちに左肘内側靭帯断裂の憂き目に遭い、初年度は期間通算5試合出場に終わりました。それでも南野拓実選手からは「絶対にヨーロッパでも通用する」と太鼓判を押され、今後の活躍が期待されます。

北野颯太

続いて紹介するのは北野颯太選手です。和歌山県有田市出身、2025年8月の誕生日で21歳となる選手で、U-20日本代表として2023年のU-20アジアカップ、U-20ワールドカップを戦いました。

サッカーを始めたのは小学4年生の頃。ですがそれ以前にフットサルを行っていたそうです。アルテリーヴォ湯浅でサッカーを始め、その後セレッソ大阪のサッカースクールエリートクラスに入るものの、当時は通うのが怖くなるほどレベルの差を感じていたのだとか。小学校6年生の時には和歌山県大会で優勝し、関西大会にも出場しました。

2025年6月に移籍発表されたばかり

関西大会の際にセレッソ大阪U-15にスカウトされた北野颯太選手は中学からセレッソに大阪U-15に加入。高校一年生の2020年にトップチームに二種登録され、クラブ史上最年少で公式戦デビューを果たし、2022年2月にプロ契約を締結しました。クラブ最年少での得点を記録し、2025年には2・3月期にJ1月間ヤングプレーヤー賞を受賞するなど活躍した北野颯太選手は、2025年6月にザルツブルクへの移籍が発表されました。2029年までの契約となっていますよ。

ザルツブルクに過去に在籍した日本人選手は?

現在ザルツブルクに在籍している日本人選手は二人ですが、過去には他にも日本人選手が在籍していましたよ。ここからは過去の日本人選手について紹介します。

三都主アレサンドロ

最初に紹介するのは三都主アレサンドロ選手です。2001年に日本国籍に帰化した、日本とブラジルの二重国籍の選手で、日本代表として日韓ワールドカップにも出場しました。

清水エスパルスや浦和レッズで活躍した三都主アレサンドロ選手は、2007年1月に浦和レッズからの期限付き移籍でザルツブルクに加入、リーグ戦通算20試合に出場しリーグ優勝も経験しましたが、2008年1月に浦和レッズに復帰しています。

宮本恒靖

続いて紹介するのは宮本恒靖選手です。2002年と2006年のワールドカップを始め、長年に渡って日本代表のディフェンダーを務めた名選手で、日本サッカー協会の第15代会長でもあります。

ガンバ大阪で10年以上に渡ってプレーしてきた宮本恒靖選手は、2006年のJリーグシーズン終了後にザルツブルクに完全移籍、2006年から2009年まで在籍し、リーグ戦とオーストリア杯を合わせて24試合に出場しました。

南野拓実

続いて紹介するのは南野拓実選手です。10年以上にわたって日本代表として戦い60試合以上に出場、2026ワールドカップ予選でも変わらず活躍を続ける現役選手で、現在はリーグ・アンのASモナコFCでプレーしています。

2012年から2014年までセレッソ大阪でプレーした南野拓実選手は自身の海外挑戦最初の場に、ザルツブルクを選択、2015年に完全移籍すると2019年まで同チームでプレー、全てのシーズンでクラブの優勝に貢献しました。

奥川雅也

続いて紹介するのは奥川雅也選手です。2015年に京都サンガF.C.でキャリアをスタートさせた奥川雅也選手ですが、同年のうちにザルツブルクへ完全移籍し、その後期限付き移籍でオーストリアやドイツの複数のチームに移籍、ザルツブルクではリーグ戦とオーストリア杯合わせて37試合に出場しました。

2021年にドイツのアルミニア・ビーレフェルトへ完全移籍した奥川雅也選手は、2025年より京都サンガF.C.に復帰しています。

レッドブル・ザルツブルクの強さは?

レッドブル・ザルツブルクはオーストリア・ブンデスリーガでも屈指の強豪であり、特に2013-2014シーズンから2022-2023シーズンまでは10シーズン連続での優勝を果たしています。リーグ歴代17度の優勝を果たしており、オーストリア杯でも8度の優勝、輝かしい成績を残しているクラブなのですね。

クラブワールドカップに日本人選手二人も参戦?

世界の強豪クラブが集うFIFAクラブワールドカップでは、ザルツブルクはここまで目立った成績を出せていません。尤も、これはオーストリアのクラブ全てに言える話ではありますけどね。

2025年開催のクラブワールドカップにも挑むザルツブルクは、メンバーリストの中に川村拓夢選手、そして加入から間もない北野颯太選手の名前も入れており、日本のファンからも歓喜の声が上がっています。今回のクラブワールドカップでメンバー入りしている日本人は、日本のクラブである浦和レッズの選手を除くとザルツブルクの二人だけとなっていますよ。

最後に

今回はザルツブルクでサッカーをしている日本人選手について紹介しました。故郷広島で活躍後初の海外挑戦でザルツブルクを選んだ川村拓夢選手。まだ20歳という若さで海外挑戦となった北野颯太選手。共にどういった活躍を見せてくれるのか、要注目ですよ!