最新の男子サッカーFIFAランキングで6位につけている強豪、オランダ。FIFAワールドカップでは2010年を含め3度の準優勝、過去にはFIFAランキング1位も経験している歴史的にサッカーが強い国です。当然、オランダ代表として戦ってきた選手にも名選手が多いですよ。
今回はオランダのサッカー選手のレジェンド達について紹介します。
ヨハン・クライフ
最初に紹介するのはオランダの歴代サッカー選手の中でも一際レジェンドとの呼び声が高い、ヨハン・クライフ選手です。「トータルフットボール」でサッカー界に革命を巻き起こし1974年ワールドカップ準優勝を果たしたオランダ代表の中心選手で、バロンドールも三度受賞。ペレ選手やディエゴ・マラドーナ選手と並ぶ史上最高の選手とも称されています。
現役引退後はFCバルセロナの監督を務めリーガ・エスパニョーラ4連覇やUEFAチャンピオンズカップ優勝などを成し遂げ、史上最高の監督の1人と見なされるなど、監督としても成功しました。
デニス・ベルカンプ
続いて紹介するのはデニス・ベルカンプ選手です。1998年のワールドカップで7試合3ゴール3アシストの活躍、準々決勝での完璧なトラップからのゴールが後にも語り継がれるトラップの名手でプレミアリーグ発足10周年を記念したベストゴール特集では2002年にトラップを起点にゴールを決めたデニス・ベルカンプ選手のゴールが1位に選ばれました。記録にはもちろん、記憶にも残る鮮やかなプレーの数々が、オランダのみならず世界中のサッカーファンの印象に残り続けています。
ヴェスレイ・スナイデル
続いて紹介するのはヴェスレイ・スナイデル選手です。オランダ代表としての試合出場数134は歴代最多、ミッドフィールダーとして31得点を記録し、2010年のワールドカップでは大会最多の5得点で準優勝に貢献しました。所属した4つのリーグでそれぞれリーグ戦、カップ戦での優勝を果たした優勝請負人でもあり、バロンドールの受賞経験こそないものの素晴らしい活躍を見せていたことから「幻のバロンドーラー」と呼ばれることもあります。
ロビン・ファン・ペルシ
続いて紹介するのはロビン・ファン・ペルシ選手です。アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドでプレミアリーグ得点王に輝いたストライカーはオランダ代表でもその実力を遺憾なく発揮、代表として102試合に出場し50得点という数字はオランダ代表の歴史の中でもトップの数字です。2014年のワールドカップではチームの主将を務め、4得点を記録。チームの3位入賞に貢献しました。
エトヴィン・ファン・デル・サール
続いて紹介するのはオランダ史上最高のゴールキーパーとも評されるレジェンド、エトヴィン・ファン・デル・サール選手です。オランダ代表としての出場試合数はヴェスレイ・スナイデル選手に次ぐ130試合で、代表の主将も経験。オランダ年間最優秀ゴールキーパーに4度、ヨーロッパ最優秀ゴールキーパーにも4度輝いた名ゴールキーパーで、マンチェスター・ユナイテッド時代には英国全土での無失点時間記録を樹立しましたよ。197cmの長身から「摩天楼」や「緑の巨人」などの異名を取りました。
フランク・デ・ブール
続いて紹介するのはフランク・デ・ブール選手です。オランダ代表として112試合に出場したディフェンダーであり、オランダ代表100試合出場を初めて達成したプレイヤーでもあります。バルセロナを始め様々なリーグとチームを渡り歩き、リーグタイトルも多数経験しました。選手としてだけでなく指導者としても名を馳せたフランク・デ・ブール選手は、2020年から2021年にかけてはオランダ代表の監督も務めましたよ。
ファース・ヴィルケス
続いて紹介するのは、オランダのサッカー選手史上最初のスター選手と呼ばれたレジェンド、ファース・ヴィルケス選手です。1946年から1961年にかけて代表選手として活躍、オランダ代表としては38試合に出場し得点数は35。0.92の得点率は歴代オランダ代表の中でも際立った数字として残っています。1949年にオランダのプロ選手としては初めてインテル・ミラノへ移籍、オランダの選手が海外リーグへ挑戦したのはファース・ヴィルケス選手が4人目でしたよ。
クラース・ヤン・フンテラール
続いて紹介するのはクラース・ヤン・フンテラール選手です。オランダ代表として76試合に出場して歴代3番目の数字である42得点を記録しましたよ。エールディヴィジの得点王に二度、ブンデスリーガの得点王にも一度輝いており、2006年のオランダ年間最優秀選手も受賞しました。FCバルセロナやバイエルン・ミュンヘンの監督を務めたルイ・ファン・ハール氏からは「ペナルティエリアの中では文句なしに世界最高の選手」と評価されており、テクニックも身体能力も高いストライカーでしたよ。
デイリー・ブリント
続いて紹介するのはデイリー・ブリント選手です。元オランダ代表監督のダニー・ブリント氏を父に持ち、自身も2014年と2022年のワールドカップに出場、オランダ代表として107試合に出場したディフェンダーです。父が代表のアシスタントコーチを務める中で代表初ゴールを決めるということもありました。現在35歳ですが未だに現役選手を続けており、現在はスペインのジローナで活躍。2014年にオランダ年間最優秀選手賞を受賞し、マンチェスター・ユナイテッドなどでも活躍しましたよ。
出典:FBtalentsHD
メンフィス・デパイ
最後に紹介するのが、メンフィス・デパイ選手です。代表で90試合以上に出場し、50得点を記録。現在31歳で今もなおオランダ代表に名を連ね、これらの数字を伸ばし続けている名フォワードです。2022ワールドカップ予選では予選通算12得点を記録、前回大会で屈辱の予選敗退となったオランダを二大会ぶりの本戦出場に導きました。2014-2015シーズンのエールディヴィジ得点王に輝いており、マンチェスター・ユナイテッドやバルセロナで活躍、現在はブラジルのコリンチャンスでプレーしています。
最後に
今回はオランダのサッカー選手のレジェンドや、歴代オランダ代表の名プレイヤーについて紹介しました。メンフィス・デパイ選手は2025年6月にロビン・ファン・ペルシ選手に並ぶ50ゴールを記録し、今後単独トップになることも間違いなしと見られます。デパイ選手が牽引するオランダ代表の2026年ワールドカップでの戦いぶりにも要注目です!