150年の歴史を持つイングランドのサッカークラブ、サウサンプトンFC。近年はプレミアリーグから降格してEFLチャンピオンシップでの戦いを強いられることもあるなど、苦戦も目立つチームです。実は日本人選手が所属しているチームでもありますよ。
今回はサウサンプトンFCの選手、本拠地などについて調査しました。
サウサンプトンFCとは
サウサンプトンFCはイングランド、ハンプシャー州のサウサンプトンをホームタウンとするプロサッカークラブです。1885年に創設され、現在の名前になったのは1897年のこと。サザンフットボールリーグやイングリッシュ・フットボールリーグなど、プレミアリーグが設立される以前から存在するサッカーリーグにも在籍し、クラブ創設以来初のリーグ1部昇格を果たしたのは1965-1966シーズンのことでしたよ。
2004-2005シーズンにプレミアリーグから降格すると、以降8シーズンにわたって下部リーグでの戦いを余儀なくされましたが、2012-2013シーズンに昇格してからは10年にわたってプレミアリーグで戦いました。
サウサンプトンFCの本拠地は?
サウサンプトンFCの本拠地はセント・メリーズ・スタジアムです。2001年7月に工事が完了となり、同年より本拠地として使用されるようになりました。収容人数は32384人、建設費は3200万ポンドです。シーズンの平均観客数は一試合ごとに大体30000人から31000人あたりとなることが多いようですよ。
同スタジアムは会議場としても使用されており、サウサンプトンFCが支援するチャリティー団体「セインツファンデーション」や市が支援する「サウサンプトン市トレーニングオフィス」も入っているのだとか。地元の多くの学校がプロムの会場として利用したりもしているようですね。
サウサンプトンFCの選手は?
ここからはサウサンプトンFCに所属する選手について紹介しますよ。
アレックス・マッカーシー
最初に紹介するのはアレックス・マッカーシー選手です。2025年12月の誕生日で35歳、2007年よりトップチームでプレーしているベテランですよ。イングランドのサッカークラブ、レディングFCの下部組織出身の選手で、その後もイングランドのサッカークラブでの活躍を続けています。レンタル移籍で移籍したクラブを含めて、在籍したクラブの数自体は非常に多いですが、2016年8月にサウサンプトンFCに移籍してからはサウサンプトンでプレーを続けています。長年にわたってサウサンプトンの背番号1を背負う、クラブに欠かせないゴールキーパーです。
アダム・アームストロング
続いて紹介するのはアダム・アームストロング選手です。2025年現在28歳、9歳から地元クラブのニューカッスル・ユナイテッドFCでプレーし、2014年にトップチームデビューを果たした選手です。アレックス・マッカーシー選手同様、期限付き移籍含めて多数のイングランドのクラブでのプレーを経験し、2021年にサウサンプトンFCに加入。背番号9を背負う名フォワードですよ。
ジャック・スティーヴンス
続いて紹介するのはジャック・スティーヴンス選手です。2025年現在31歳、2010年からキャリアをスタートさせているディフェンダーで、主にサイドバックを務めます。2010年にプリマス・アーガイルの下部組織からトップチームに昇格したジャック・スティーヴンス選手は、2011年にサウサンプトンFCに移籍。そこから、期限付き移籍でイングランドの様々なクラブを経験しましたが、サウサンプトンに籍を置き続けていますよ。
ウィル・スモールボーン
続いて紹介するのはウィル・スモールボーン選手です。2025年現在25歳のミッドフィールダーですよ。2008年からサウサンプトンの下部組織でプレーを続けた生粋のサウサンプトンFCプレイヤーで、2020年1月にプロデビューを果たしました。2025年9月からはミルウォールFCに期限付き移籍という形で移籍していますが、現在も籍はサウサンプトンFCにあります。
母がキルケニー生まれであるウィル・スモールボーン選手はアイルランドの代表資格を持っており、2023年のラトビアとの親善試合でアイルランド代表として出場、プレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出されています。
フリン・ダウンズ
続いて紹介するのはフリン・ダウンズ選手です。2025年現在26歳のミッドフィールダーですよ。2006年に7歳でイプスウィッチ・タウンFCのユースアカデミーに加入、2017年に同クラブでプロ契約を結びました。2023年8月にサウサンプトンFCへ期限付き移籍し、2024年7月に完全移籍。この時の移籍金は1500万ポンドでしたよ。
キャリアの中では、2021-2022シーズンにウェールズのスウォンジー・シティ・アソシエイション・フットボール・クラブでプレーするということもありました。
松本玖生
続いて紹介するのは松本玖生選手です。2025年現在22歳のミッドフィールダーで、青森山田高校で全国高等学校サッカー選手権大会に出場して名をあげました。元々欧州志向が強く、学生時代から海外からの注目を集める選手だったものの、2022年から2024年はFC東京でプレー、2024年にサウサンプトンFCへ完全移籍することとなりました。移籍初年度はトルコのギョズテペSKに期限付き移籍してプレーしましたよ。
菅原由勢
最後に紹介するのは菅原由勢選手です。2025年現在25歳のミッドフィールダーで、日本代表としてキリンチャレンジカップやワールドカップ予選などに出場しました。
ASラランジャ、名古屋グランパスのユースなどを経て、2018年に名古屋グランパスでプロデビュー。2019年には期限付き移籍という形でオランダ1部のAZアルクマールへ移籍し、海外を経験しました。2020年にAZアルクマールへ完全移籍、その後2024年にサウサンプトンFCへ完全移籍という形で加わりましたよ。2025年8月よりドイツ・ブンデスリーガのヴェルダー・ブレーメンへ期限付き移籍となっています。
最後に
今回はサウサンプトンFCの選手やチーム、本拠地について紹介しました。2024-2025シーズンは7試合残した状況という史上最速での降格決定、屈辱を味わうこととなったサウサンプトンFC。再び昇格してリベンジを果たすべく、EFLチャンピオンシップで奮闘するサウサンプトンFCの戦いに要注目ですよ!





