スペインのラ・リーガに在籍する人気サッカークラブ「レアル・ソシエダ」。スペインのカップ戦「コパ・デル・レイ」では2019-2020シーズンに優勝を果たすなど、近年も強い存在感を出し続けているクラブです。
今回はレアル・ソシエダに所属する選手や強い理由、評価、本拠地などについて紹介します。
レアル・ソシエダの選手は?
レアル・ソシエダには現在どのような選手が所属しているのでしょうか。レアル・ソシエダの主要選手について紹介します。
ミケル・オヤルサバル
最初に紹介するのは、ミケル・オヤルサバル選手です。バスク州エイバルで生まれたレアル・ソシエダ一筋の選手で、2025年現在28歳。現在のチームの主将でありエースでもある、10番を背負う選手であり、ラ・リーガ月間最優秀選手賞を2020年10月と2024年3月の二度にわたって受賞しました。スペイン代表としても、UEFA EURO 2024で代表入りするなど活躍しており、東京五輪の際にはチームの主力選手として、準決勝で日本の前に立ちふさがりました。
久保建英
続いて紹介するのは久保建英選手です。地元の選手を重用するレアル・ソシエダにおける貴重なEU圏外の選手であり、チームでは現在唯一の日本人選手です。FC東京や横浜F・マリノスで経験を積み、海外へ挑戦。レアル・マドリードからローン移籍で様々なスペインのクラブを経験し、2022年より完全移籍でレアル・ソシエダに加わっています。ミッドフィールダーとして2024-2025シーズンはリーグ戦36試合に出場するなど活躍しており、2022-2023シーズンにはレアル・ソシエダ年間最優秀選手、ラ・リーガ年間ベストイレブンに選ばれるなど高い実力を示しています。2025年現在でまだ24歳、この先の日本代表を背負う逸材でもありますよ。
出展:DAZN Japan
アリツ・エルストンド・イリバリア
アリツ・エルストンド・イリバリア選手は、バスク州ギブスコア県サン・セバスティアン出身で2025年現在31歳、ポジションはディフェンダーです。2012年に地元、レアル・ソシエダの育成組織「カンテラ」に入団してから今に至るまでレアル・ソシエダでプレーを続けている選手で、トップチームに昇格してからでも10年以上になります。レアル・ソシエダの守備の要として欠かせない選手です。
アレックス・レミロ
スペインのナバーラ州カスカンテ出身のアレックス・レミロ・ガルガージョ選は、年齢は2025年現在30歳、ポジションはゴールキーパーです。アスレティック・ビルバオのユースでプレーし、ローン移籍で加わったSDウエスカなどで活躍してきましたが、2019年にレアル・ソシエダへ移籍、以降主力キーパーとして活躍を続けています。2024年のUEFA欧州選手権では初めてスペインのトップチームの代表として試合に出場しましたよ。
オーリ・オスカルソン
オーリ・ステイン・オスカルソン選手は、アイスランドのセルチャルトナルネース出身の選手であり、2025年現在21歳、ポジションはフォワードです。6歳で地元チームのユースに加わったオーリ・オスカルソン選手は、2020年よりデンマークのFCコペンハーゲンでプレー、デンマークで2024年までプレーを続けた後に2024年8月30日、6年契約でレアル・ソシエダに移籍しました。
ユース世代のアイルランド代表に招集され続け、2023年にはトップチームの代表戦にも出場。アイルランドのこれからを背負う選手なのですね。
アルバロ・オドリオソラ
バスク州ギプスコア県サン・セバスティアン出身のアルバロ・オドリオソラ選手は、2025年12月の誕生日で30歳、ポジションはディフェンダーです。地元、レアル・ソシエダのユースで育ったアルバロ・オドリオソラ選手はトップチームデビュー早々に主力に定着し、スペインを背負う選手として期待を集めました。2018年にレアル・マドリードへ移籍するも、怪我などの不幸もあり真価を発揮できず、レンタル移籍で他国のサッカーも経験した上で2023年よりレアル・ソシエダに復帰しています。スペイン代表としては、2018年ワールドカップの予選に出場、本戦のメンバーにも名を連ねましたよ。
アンデル・バレネチェア
最後に紹介するのはアンデル・バレネチェア選手です。バスク州ギプスコア県サン・セバスティアン出身の選手で、2025年12月の誕生日で24歳、ポジションはフォワードです。レアル・ソシエダのユースを経験し、2018年12月にチーム史上2番目に若い16歳359日でラ・リーガデビューを果たしました。リーガ初の21世紀生まれの選手としても注目を集めましたよ。
レアル・ソシエダの強い理由や評価
レアル・ソシエダが長年にわたって強さを発揮し続ける理由は「下部組織の重視」や「戦術的な一貫性」によってクラブの軸を保ち続けているからとされています。レアル・ソシエダはスペイン国内のクラブの中でも特に育成力の高さを評価されており、地元のバスク地方出身の若手選手を積極的に起用して、早くからトップチーム経験を積ませる方針を取っています。
更に、監督が変わってもパスとポゼッションを大切にするスタイルを維持しており、時の流れで移り変わるチームの中でもサッカーの質のブレが少なく、安定した強さを実現しているのですね。
レアル・ソシエダの本拠地は?
レアル・ソシエダの現在のホームスタジアムは、エスタディオ・アノエタです。バスク自治州・ギプスコア県・サン・セバスティアンに位置するスタジアムで、収容人数は39313人。1993年に開場し、サン・セバスティアン市が所有しています。かつては陸上トラックを併設していたことからスタンドとピッチの距離が遠いという欠点を持つスタジアムでしたが、改修工事を経て2019-2020年よりサッカー専用スタジアムとして用いられています。
1913年からエスタディオ・アノエタが出来るまで、80年ほどの間はエスタディオ・デ・アトーチャがホームスタジアムとして使用されていました。
最後に
今回はレアル・ソシエダの選手や強い理由、評価、本拠地について紹介しました。100年以上の歴史を持つ古豪としてラ・リーガで強い存在感を示し続けているレアル・ソシエダ。一方でプリメーラ・ディビシオンでの優勝からは40年以上遠ざかっているという現実もあります。レアル・ソシエダのこれからの奮闘に期待したいですね。





