20年以上にわたってサッカー選手として活躍したイブラヒモビッチ選手。スウェーデン代表としてキャリア通算122試合に出場し、スウェーデン代表の最多得点記録保持者でもあるスウェーデンの英雄なんですね。
今回はイブラヒモビッチ選手が背負ってきた背番号の意味、そしてイブラヒモビッチ選手の名言について調査しました。
イブラヒモビッチの歴代背番号は?
長いキャリアの中で様々なチームを渡り歩いてきたイブラヒモビッチ選手は、背負ってきた背番号の数もまた多岐に渡ります。それらの番号にはどういった意味が込められていたのでしょうか。イブラヒモビッチ選手の歴代背番号を紹介していきますよ。
27(マルメ時代)
スウェーデンのサッカークラブ、マルメのユースでプレーしていたイブラヒモビッチ選手は、1999年にトップチームへ昇格を果たします。その際、最初に背負った番号が27番でした。
サッカーにおいては、基本レギュラー格の選手が若い背番号(1~11)を背負う傾向にあります。イブラヒモビッチ選手は最初から若い番号をつけていたわけではないのですね。
9(20代など)
昇格早々素晴らしい活躍を見せるようになったイブラヒモビッチ選手は、2000年からマルメで背番号9を背負うようになり、その後もアヤックス、ユヴェントス、インテル、バルセロナなどのクラブで9番を背負ってプレーしました。
9番はジーコやロナウドなどの歴代のスーパースターも背負った、花形の番号の一つ。更にイブラヒモビッチ選手は幼少期から9番を愛用しており、曰く「この数字には力強さや実績を表す意味がある」とのこと。イブラヒモビッチ選手の9番への思い入れは強いものがあったのですね。
10(パリ・サンジェルマンや代表など)
2012年、31歳の頃にパリ・サンジェルマンへ移籍したイブラヒモビッチ選手は、入団当初は18番を背負うも、シーズン途中から空き番となった10番に変更。イブラヒモビッチ選手は、スウェーデン代表でも最初は21番を背負っていたものの、2004年から10番を背負い続けました。
サッカーにおける10番も重たい意味を持つ番号であり、クラブやチームを背負うような立場の選手が背負うことが多いです。アルゼンチン代表のマラドーナ選手やメッシ選手などが有名ですよね。イブラヒモビッチ選手も、スウェーデンを背負う選手として10番を背負いプレー、キャプテンを任された時期もありました。
11(ACミラン)
2010年から2012年にかけてプレーしたACミランでは11番を背負いました。ACミランのファンだったというイブラヒモビッチ選手は、この番号を背負う際に「11番には責任感やバランスを表す意味がある」と語っています。サッカー界という括りの中でも、11番は一般的にストライカーのイメージが強い番号でもあります。この番号を背負い、イブラヒモビッチ選手は2011-2012シーズンの得点王になるなど活躍しました。
イブラヒモビッチ選手は2019年にACミランに復帰。復帰当初は21番を背負いましたが、後に11番に変更し、11番を背負って現役を引退しましたよ。
イブラヒモビッチの名言を紹介
イブラヒモビッチ選手といえば、自信家でありメディアなどでの発言が度々話題になったことでも有名な選手。強気な発言や言動と、それに見合った圧倒的な実力でカルト的な人気を集めましたよ。ここからはイブラヒモビッチ選手の名言を紹介します。
出展:FM247 HD2
「俺は王としてやって来て伝説となって去る」
2012年にパリ・サンジェルマンへ移籍したイブラヒモビッチ選手は、2016年5月をもってクラブを退団。その際に残した名言が「俺は王としてやって来て、伝説となって去る」でした。
十分な実績をもってやってきた「王」たるイブラヒモビッチ選手は、パリ・サンジェルマンをリーグ4連覇に導き、クラブの通算得点記録も更新するなど圧倒的な活躍を見せました。まさしく伝説となり、また新天地へ向かって行ったのですね。
「俺のいないワールドカップなど見る価値がない」
2014年のブラジルワールドカップ本戦へ向けた予選を代表の一員として戦っていたイブラヒモビッチ選手ですが、最終的にスウェーデンは本戦出場を逃すことに。予選でポルトガルに敗れて敗退が決定した際のイブラヒモビッチ選手のコメントが「俺のいないワールドカップなど見る価値がない」でした。
自身の実力に対する歪みない自信、そして大会に真摯に向き合い、敗れた悔しさを隠すこと無く表現した名言ですね。
「俺を買うことはフェラーリを買うようなもの」
自身が移籍市場に出ていた時に飛び出したこの名言は、「ズラタン・イブラヒモビッチ」という選手を高級車のフェラーリに例えたものであり、高い費用を出して自身をクラブに引き入れることはクラブの成功を保証するようなものだという意味合いの発言なのですね。自身の活躍に裏付けられた圧倒的な自信が感じ取れる名言です。
「獅子は己を人間と比べない」
プレミアリーグでプレーしていた頃に「今、プレミアリーグで1番のプレイヤーは誰か?」という質問をされた時のイブラヒモビッチ選手の名言が「獅子は己を人間と比べない」です。
イブラヒモビッチ選手は当然自身の実力に圧倒的な自信があり、そのことは己を「獅子」に例えていることからも分かります。一方で、自分は自分、他者は他者として他人と比べることを良しとしないその姿勢には、イブラヒモビッチ選手の哲学が示されていると共に、共にプレミアリーグで戦う選手たちへのリスペクトの姿勢も感じ取れます。
「世界には誰にも応援されない名前がある」
2015年の試合でゴールパフォーマンスの際にユニフォームを脱いだイブラヒモビッチ選手。その身体には50の人名のタトゥーが刻まれており、それは世界中で飢餓に苦しんでいる人々の名前でした。
高名な選手であるイブラヒモビッチ選手はどこへ行っても知られた、応援してもらえる存在ですが、イブラヒモビッチ選手は「世界には誰にも応援されない名前がある」と、人知れず飢餓と戦う人々への思いを語ったのです。社会的責任、人道的な視点を示した、人としてのイブラヒモビッチ選手の在り方を示す名言ですね。
最後に
今回はイブラヒモビッチ選手の背番号の意味や名言について紹介しました。自身を「神」とも称した伝説的サッカープレイヤー、イブラヒモビッチ選手。その名前はスウェーデンの、そして世界のサッカー史において末永く語られ続けることでしょう。現役を引退したイブラヒモビッチ選手のこれからの歩みにも要注目ですよ!





