2023年6月、サッカー日本代表はエルサルバドル代表との親善試合を戦いました。エルサルバドルという国の名前、聞いてもピンとこない人が多いのではないでしょうか。
今回はエルサルバドルや同国のサッカー代表チームについて紹介します。
エルサルバドルは中央アメリカ中部の国
エルサルバドルとは中央アメリカ中部に位置するラテンアメリカの共和制国家です。
中央アメリカはエルサルバドル、ホンジュラス、グアテマラ、ベリーズ、ニカラグア、コスタリカ、パナマ(国連の区分上ではメキシコも)からなる地域で、エルサルバドルはホンジュラスとグアテマラに面しています。
面積は中央アメリカの国々の中でも小さい方ですが、人口は約648万人ほど。米州の中で人口密度が最も高い国でもありますよ。
エルサルバドルではサッカーが大人気
ラテンアメリカ諸国共通の特徴と言えますが、エルサルバドルではサッカーが大人気。数あるスポーツの中でも圧倒的に1番人気のスポーツがサッカーだとされています。
1969年7月14日から19日まで行われたエルサルバドルとホンジュラスの戦争が「サッカー戦争」の名前で知られています。この名称は同年6月に行われた両国のワールドカップ予選での直接対決に関連付けた名称となっていますよ。
エルサルバドルはサッカー強い?
エルサルバドルは2024年2月付のサッカーFIFAランキングで81位につけています。ちなみに同ランキングで82位がホンジュラスです。
ワールドカップの出場はこれまで二度。1970年と1982年に出場しましたが、いずれも勝利は叶っていません。1970年大会では3試合で9失点、得点は0。1982年大会では念願の初得点を記録しましたが、失点は3試合で13点にもなっています。
以降10大会連続で予選敗退しており、世界レベルの中では強いチームとは言えないのかもしれません。
CONCACAFゴールドカップでは?
北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACF)が主催するサッカーの大陸選手権大会、CONCOCFゴールドカップでは1963年の記念すべき第一回大会で準優勝を果たしました。また、1981年にも準優勝に輝いています。1977年には3位、1985年には4位と好成績を収めました。
最後の予選敗退は2005年。2007年以降は本戦に出場しており、直近の2023年大会では14位相当の結果を残しました。
ゴールドカップの前身、CCCF選手権では1943年に優勝していますよ。
最強のフィジカル!エルサルバドル代表FWのゴールが凄い!引っ張られながらも冷静に決めた先制弾 | フットボールチャンネル (footballchannel.jp)
日本代表との対戦成績は?
日本代表とエルサルバドル代表は過去に二度、親善試合で対戦しています。2019年、ひとめぼれスタジアム宮城で対戦したキリンチャレンジカップ2019では日本代表がエルサルバドル代表を2対0で退けています。
同試合では前半に2点を奪い、そのリードを守り抜いた日本代表。ゴールはいずれも、現在名古屋グランパスに所属している永井謙佑さんの足から生まれています。
この試合での最初の得点は永井謙佑さんにとっての代表初ゴール、かつ日本代表にとって令和初のゴールになりましたよ。
2023年の対戦では日本が圧勝!
2023年6月15日に豊田スタジアムで行われたキリンチャレンジカップ2023では6対0というスコアで日本代表が圧勝!攻めては前半に4点、後半に2点を奪い、守ってはシュート4本、枠内へのシュートは1本しか打たせませんでした。
この試合展開は、前半3分にエルサルバドル側の選手が一人レッドカードで退場になったことも影響しているでしょう。
ゴールを決めたのは谷口彰悟さん、上田綺世さん、久保建英さん、堂安律さん、中村敬斗さん、古橋亨梧さんという面々。日本のゴールラッシュに日本中のサッカーファンが湧きましたよ!
最後に
今回はサッカーエルサルバドル代表について紹介しました。
近年は厳しい戦いも多いサッカーエルサルバドル代表。ワールドカップの舞台に帰る日が来ることを期待したいですね。