2026年サッカーワールドカップの予選が随時行われています。アジア予選を戦うヨルダンは、自国初の本戦出場へ向けて奮戦していますよ。
今回はヨルダンのサッカーランキングや代表選手について紹介します。
ヨルダンのFIFAランキングは？
ヨルダンのサッカー FIFAランキングは2024年10月発表のもので64位となっています。これは、アジアの中では9位相当の数字。ワールドカップアジア予選の際には、アジアの中で上位26位までがシード扱いとなり1次予選を免除されることとなっており、ヨルダンは悠々シード枠。アジアの中でも強国に数えられるチームであることが分かります。
ヨルダンのこれまでの成績は？
1986年よりFIFAワールドカップに参加しているヨルダンですが、これまで10度の大会の中で本戦出場は一度も叶っていません。2022年大会の2次予選ではオーストラリア、クウェートに次ぐ3位に終わり、アジア3次予選に進むことはできず予選敗退となってしまいました。
しかし2026年大会の2次予選ではサウジアラビア、タジキスタン、パキスタンと争い、4勝1分1敗の好成績でサウジアラビアと勝ち点で並び、1位で2次予選を通過してみせました！
このままいけば初のワールドカップ本戦出場が叶う
韓国、イラク、オマーン、クウェート、パレスチナと争う3次予選では、2024年10月現在4試合を消化し2勝1敗1分。この成績は韓国に次ぎ、かつイラクと並ぶ数字で、ヨルダンは現在2位につけています。このまま2位で予選を終えることができれば念願のワールドカップ本戦出場が叶いますよ。2026年大会から本戦出場国が32国から48国に増えたことも、ヨルダンにとっては追い風になっているかもしれませんね。
アジアカップでは2023年に準優勝
アジアサッカー連盟が主催するAFCアジアカップでは1972年、1984年、1988年、そして1996年以降の大会に出場し、11度の挑戦で本戦出場は5度。2011年大会から4連続で本戦出場を果たしており、近年力をつけてきていることが分かります。
特にアジアを驚かせたのは2023年大会。グループステージではバーレーン、韓国、マレーシアと戦い3位となったもののノックアウトステージに進み、ノックアウトステージではイラク、タジキスタン相手に1点差の辛勝。準決勝ではなんと韓国相手に2対0と大金星を挙げました。決勝ではカタールに1対3で敗れたものの、堂々の準優勝を果たしています。
その他の国際大会の成績
ヨルダンは他に西アジアサッカー選手権やアラブカップなどの大会にも出場しており、西アジアサッカー選手権では2002年、2008年、2014年に準優勝、アラブカップでは1988年、2002年にベスト4という成績を残しています。ただ、直近の大会では、西アジアサッカー選手権では2019年にグループリーグ敗退、アラブカップでは2021年にベスト8という結果に終わっていますよ。
ヨルダン代表の有力選手は？
ヨルダン代表の主力選手は、攻撃的なMFのムサ・アル・ターマリ選手です。フランスのトップリーグ、リーグ・アンのモンペリエHSCで活躍する、現在27歳の選手ですよ。ヨーロッパ5大リーグのクラブと契約したヨルダン人選手は、ムサ・アル・ターマリ選手が初めて。国にとってもまさしく英雄のような存在ですね。
2023年のアジアカップでも、ムサ・アル・ターマリ選手は初戦のマレーシア戦で2得点。更に準決勝の韓国戦でも1ゴール1アシストと活躍し、ヨルダンの準優勝に大いに貢献しました。
アジア杯準優勝・ヨルダンのスーパーエースが見る次のステップ 「CL、EL出場権を持つクラブでないなら……」｜theWORLD（ザ・ワールド）｜世界中のサッカーを楽しもう！
最後に
今回はヨルダンのサッカーFIFAランキングや有名な代表選手について紹介しました。2026年のワールドカップアジア予選は、3次予選で惜しくも本戦出場を決められなかったとしても、4次予選、5次予選に進める可能性があります。ヨルダンの本戦出場は、かなり現実的な話ではないでしょうか。
