サッカー女子日本代表の「なでしこジャパン」。ワールドカップで優勝を果たしたこともあるなど、その実力は高く評価されています。
今回はなでしこジャパンのFIFAランキングを紹介しますよ。
なでしこジャパンの最新のFIFAランキングは7位
国際サッカー連盟により発表されるFIFAランキング 女子のランキングでは、日本は最新の物で7位となっています。
スペイン、フランス、イングランド、ドイツ、アメリカ、スウェーデンに次ぐ順位となっており、日本のあとにはカナダ、ブラジル、北朝鮮、オランダと続いています。
近年のなでしこジャパンは2023年のワールドカップではベスト8、パリ五輪予選では見事二次予選を勝ち抜き、パリ五輪出場権を獲得しています。
なでしこジャパンの最高のFIFAランキングは3位
サッカー女子日本代表のFIFAランキングの最高の順位は3位です。年4度発表されるFIFAランキング、日本は2011年の4度目の発表で3位につけ、そこから2014年の3度目の発表まで3位を維持していました。
2011年と言えば、日本が男女通じてアジア勢初となるワールドカップ優勝を成し遂げた年です。この優勝を機に一気に順位を上げたという訳ではなく、2010年から5位、4位と順位を上げてきていました。
澤穂希選手を始めとするワールドカップ優勝メンバーが奮闘し、この時期のなでしこジャパンは歴代の代表の中でも強い時期だったのでしょうね。
なでしこジャパンの歴史
ここからはなでしこジャパンの歴史を見ていきますよ。女子サッカーFIFAランキングが公表されるようになったのが2003年6月のことだったので、そこから順位と共に見ていきましょう。
最初の順位は14位
ランキングが初めて公表された時、日本の順位は14位でした。これは歴代の日本の順位の中でも最低のもので、2004年の2回目の発表で13位に上がって以降14位以下になったことはありません。
2003年のなでしこジャパンは第4回女子ワールドカップの予選を戦い、大陸間プレーオフでなんとかワールドカップ出場権を獲得。世間で女子サッカーが再び注目され始めた時期でしたよ。
ちなみに「なでしこジャパン」という愛称が用いられるようになったのは2004年のオリンピック直前のことです。
2006年に初めて10位に
長らく10位台前半をキープしていた日本ですが、2006年4回目の発表で遂に10位に。更に2008年以降は長く10位以上をキープするようになっていきます。
2006年のアジア競技大会では決勝でPK戦の末に敗れて準優勝。2007年ワールドカップや2008年オリンピックにも出場し、2008年AFC女子アジアカップ3位という成績を残しましたよ。
日本女子サッカー全盛だった2010年代前半
先述の通り、なでしこジャパンは2011年に最高ランクの3位につけ、そこから3年3位を維持。2010年代前半はなでしこジャパンの歴史の中で最も強い時期だったと言えるでしょう。
2010年のコパ・ビセンテナリオで優勝、同年のアジア競技大会でも優勝、そして2011年のワールドカップで優勝の快挙を成し遂げました。2012年のオリンピックでは銀メダルを獲得しましたが、サッカー競技での五輪メダルは男女通じて44年ぶりのことでしたよ。
近年は上昇傾向
2016年頃から順位は徐々に落ちていき、2019年から4年ほど順位が二桁に落ち込んでいました。ですが2023年に11から8位へと一気に順位を上げ、2024年には7位に。高順位をキープしています。
2023年のワールドカップでは、結果的にベスト8に終わったものの1次リーグで三試合11得点かつ失点0という圧倒的な強さを見せました。勝利した相手の中には結果的に大会を制することとなったスペインも。優勝したスペインを唯一破ったのが日本だったのですね。
なでしこJは支配率23%で4発完勝!! 海外紙から称賛続々「スペインは屈辱と恥を残した」「青シャツの通過不可能な壁」 | ゲキサカ (gekisaka.jp)
最後に
今回はなでしこジャパンのFIFAランキングなどについて紹介しました。
パリ五輪開幕の時もいよいよ近づいてきました。なでしこジャパンのオリンピックでの活躍に注目です!