フットサル ポジション解説/アラってどんなポジション?役割や特徴は?

こんにちは。リガーレヴィア葛飾(FリーグDiv2)の米谷(@satoru_legit)です。

 

フットサルのポジション<アラ>について、所属チームでアラを務める僕から特徴やプレーetcを解説していきます。

特にフットサル初心者、サッカーから競技フットサルへ移行したばかりのプレーヤーの方、ぜひご参考ください。


ポジション名

アラ(右アラ/左アラ)

スペイン語で「翼」、ポルトガル語だと「横」という意味合いを持っているようです。

ポジションの配置からサイドにいる選手をALA(アラ)と呼びます。

特徴

大きな特徴は、攻撃も守備も広い範囲で行うため、運動量が求められることです。

 

ポジションから見るとサイドに位置しますが、ピッチ内を縦横無尽に動きながらプレーすることが多いです。

 

相手のゴール前での仕掛けでは、

✓サイドからのドリブル突破やパス
✓中に運んでのシュート(カットインシュート)

が増える傾向があります。

・攻撃的なアラ(ドリブラーやシューターなど)
・潤滑油のようなフリーランニングや、少ないタッチでプレーするアラ
・守備的なアラ
・司令塔のようなアラ

など、個人の特徴によって分かれてきます。

オフェンスの役割

攻撃ではチャンスメイクが主な役割と考えます。

ボールをゴールまで運ぶために、アシストのパスを出したり、

自らがゴール前に顔を出してパスを受けたり、

自らがドリブル突破を仕掛けたり、ゴール機会を多く作る役割になります。

ディフェンスの役割

前線での守備の始まりになります。

 

例えば、相手キーパーから手前の相手選手にボールを渡した場合、プレッシャーをかける選手はピヴォかアラのどちらかになることがほとんどです。

 

また、仮に最初にピヴォがボールへプレッシャーをかけた場合でも、ピヴォの近くにいるアラのポジショニングは重要になってきます。

 

このように、前線からの守備の始まりから重要な役割を担っていると言えます。

 

アラがドリブルで抜かれてしまうと一気にピンチになるため、ボールを持っている相手選手に対して簡単に抜かれてはいけません。

また、ドリブルなどで味方が突破されたあとのサポート役に回ることも多いポジションです。

 

献身性と予測能力が求められるポジションです。

サッカーに例えると?

トップ下(1.5列目)や、サイドハーフがイメージしやすいと思います。

トップ下がフォワードと連携するように、アラもピヴォと連携します。

場合によっては、サイドでフィードパスを受けるなどサイドハーフのようなプレーもします。

向いている選手

性格・マインド

献身性や犠牲心があるかどうかが重要かなと考えています。

ドリブラーなどスペシャルな選手は、怖いもの知らずでリスクを恐れない気持ちを持った選手が向いていると考えます。

体格

体格は大きくても小さくても、合わせられるのがアラの良さかと思います。

大きいほうが守備範囲も広がるので有利に変わりはないですが、小さい選手も多く活躍しているのがフットサルの特徴かもしれません。

身体能力

一番重要なのが、クイックネスだと考えます。

攻守に関わりが多いという事は、ダッシュ・ストップ・ターンが非常に多いポジションであるということです。

そこで必要なのは、クイックネスであり、俊敏性が求められます。

スキル・技術(テクニック)

技術的には、止める蹴るが安定していれば問題は無いですが、

サイドでの仕掛けが多く発生する以上、足元の技術(ボールを自由に扱える)は高いに越したことは無いです。

 

ただ、それ以上に求められるのがスキルです。

 

アラは、ピヴォともフィクソとも関わり合いが多く、両者の架け橋のようなポジションです。

攻撃では、ピヴォがボールを奪われないタイミングでパスを出せる。とか、

フィクソからのパスを奪われないように受ける。など、テクニックを実際に実行させるスキルが重要です。

 

その上で一番大事なスキルは<自らがアクションを起こして判断できること>と考えています。

 

例えばサイドでのドリブル突破で考えた時に、相手の出方を待ってしまうのではなくて、

自ら仕掛けたあとに<相手の反応>を見て判断してプレーできることです。

 

ドリブル突破を仕掛ける→DFが縦を切った→中にドリブル又は中にいるピヴォへパス

など、<まず、自らが行動しながらプレー出来る選手>は、攻撃でも守備でもアラとしての役割を遂行できると考えています。

経験、キャリア

他競技経験では、バスケットボールやハンドボール経験者が向いていると思います。

動き方に類似しているものが多く、さらにゴールの場所がフットサルもバスケットボールもハンドボールも同じですので、攻撃の仕方も守備の仕方も似てくるわけです。

 

サッカー経験者なら、強いて言うなら、守備的な選手の方が適応力は高いと考えています。

プレーヤー1人にかかる守備の責任がサッカーよりも重いため、アラの守備の役割は多いからです。

 

守備的なポジションの選手の方が、守備の理解が早く、適応できると考えます。

 

ただし、ドリブラーのようなスペシャリストに関しては別です。

スペシャリストはサッカーでもスペシャリストなので(笑)

 

強いて言うなら、サイドのアタッカーが適応しやすいのではないかと考えています。

練習方法など

アジリティ系のトレーニング

アラは、多くの複合的な動きが求められます。

 

ボール持っているときも持っていないときもストップ&ゴー、しかも斜めに縦にも横にも方向転換が多く発生します。

 

そのため、ラダーなどステッピングのトレーニングが効果抜群で、

ラダーやステップ系、ターンダッシュなど継続すると割とすぐに効果が出ます。

 

特に20~30mのダッシュが頻発するので、20m往復ダッシュはオススメです。

アラのトレーニング

サイドでのボールの持ち方(さらしからのドリブル)

サイドでのトラップの練習(トンパ)

相性のいい味方選手

味方で相性が1番良いのが、自分と利き足が逆の選手(自分が右利きだったら味方は左足)です。

 

アラは、ボールを持っている時にサイドでプレーする機会が多く、

自分の右足と味方の左足が近い関係の方が、ボールは奪われにくいです。

 

なぜなら、相手ゴールを攻撃するとき、お互いに常に相手ディフェンスの足から遠い足でプレーする事が可能だからです。

 

遠い足でプレーできるということは、身体を開いた状態でプレーすることができ、プレーの幅が広がります。

 

左利きのアラは、右利きの味方ピヴォへのパスコースが広いことから、利き脚から考える相性の良さは間違いないと考えています。

相性のいい戦術、プレー

アラの選手の特徴により相性の良い戦術が決まってきます。

ドリブラーの味方アラには、周りの選手はあえて離れて、ドリブルできるスペースを広くする戦術を用いたりします。

・ドリブル突破
・ピヴォへ決定的なパスを出す
・フィクソからの決定的なパスを受ける

などがアラの醍醐味・見どころだと考えています。

自身がプレー中に意識していること

攻撃も守備も常に主導権を握ることを意識してプレーしています。

 

オフェンスでボール持っているときは、周りへのパスコースを見ながら、

「ボール取りに来ないとパス出しちゃいますよー?」と相手に判断を迫るように意識しています。

 

ディフェンスでも自らアグレッシブにボールを奪いにいき、

「自分のディフェンスにあなたはどう対応しますかー?」と相手に判断を迫るようにプレーしています。

 

自らがアクションすることで、相手の反応が表れるということを周りの味方は察知できますので、味方と連携して守りやすくなります。

 

攻守共に関わりが多くなるアラにとって、積極的にプレーすることは必須なのではないのかと考えています。

参考選手/動画

※所属などは記事投稿時のもの

吉川選手/西谷選手(名古屋オーシャンズ)

この両選手は、ゲームを組み立てる教科書のような選手です。

西谷選手は攻守にバランス良く質の高いプレーをするので、ボーっと眺めてても面白いレベルです。

吉川選手はスペインでもプレー経験があり、フリーランニング(ボールを持っていない時の動き)が参考になります。

また、守備の寄せの速さなど、守備面でも参考になる部分が多くある選手です。

両選手出場の試合:全日本フットサル選手権大会 トルエーラ柏-名古屋オーシャンズ

室田選手(エスポラーダ北海道)

サイドでの1対1(オフェンス)を強みとしており、サイドから繰り出されるプレーは勉強になることが多いです。

リカルジーニョ選手

変幻自在のドリブルが特徴的ですが、実はボール無しの動きもとても参考になります。

緩急の使い方がとても上手いので、注目してみてください。

ディエゴ選手(FCバルセロナ)

サイドでのドリブルのエクスパート。身体の揺さぶりで簡単に守備者をかわしていきます。

スピードがあるのはもちろんなんですが、

注目して欲しいのはボールを保持している時の姿勢や、ボールに対してどこに立っているかに注目してください。

ディフェンスがボールを取ろうとしても、ディエゴ選手の方が先にボールに触れる場所に立っています。

とても参考になる選手だと考えています。


以上、フットサルのポジション<アラ>についての解説でした。

 

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